先日日本のアニメ映画を代表する作品である「風たちぬ」という作品を初めてしっかりと鑑賞しました。Youtuberで東京大学の教養学部の非常勤講師もされていた岡田斗司夫さんの解説動画を拝見したことをきっかけに、鑑賞することになりました。解説動画では主人公である堀越二郎と菜穂子の恋愛についての分量が多かったのでここでは二郎の仕事についてフォーカスします。

自国に対する焦燥感

堀越二郎と本庄季郎を知らない方のために2人について簡単にご紹介します。この2人は零戦をはじめとした戦闘機や爆撃機を次々と開発しました。そして、30年以上は遅れていると言われていた日本の航空産業を2人だけで世界の最先端に至るレベルまで引き上げた航空設計技師となります。作中で二郎と本庄は同じように「自国の航空産業は遅れている」という認識を持っていましたが、その捉え方、解決方法は大きな違いがありました。本庄はまず、当時最先端だと考えられていた、ドイツで流行している技法を積極的に取り入れようとします。詳しいセリフを失念してしまいましたが、作中で本庄がドイツの設計技法に心酔している場面が随所に見られます。一方で二郎は本庄とともにドイツへ留学をしたり、日本へ帰国する前にも世界中の航空機の設計技法を見ていましたが、どこかの国への憧れを口にしているシーンは描かれていませんでした。二郎は日本の身の丈にあった方法での改善を模索していたのです。

制約条件と情熱

後に零戦となる新しい戦闘機の設計には大きな制約条件がありました。国産のエンジンは性能が悪く、重量のある機体を十分に制御できなかったのです。ドイツの技法をそのまま採用することは国産エンジンを搭載する限り不可能でした。そこで、二郎は機体に大量の空洞をつくり限界まで軽量化をはかることにします。周囲の人物から妥協を促すことを言われても、二郎は「それではすぐに時代遅れになってしまう」と微塵も譲りません。零戦はまさに制約条件と情熱が生み出した戦闘機でした。私達が取り組むスタートアップという業態は、大企業と比べ、知名度、人材、資金と多くの制約条件があります。大企業より優れる点があるとすれば情熱と意思決定のスピードのみです。加えて私達の注力している中長距離のトラック物流では更なる制約条件が重なります。

  1. 一般貨物を運ぶ場合はトラックを5台以上保有し、一般貨物運送事業者免許を取得する必要がある。
  2. 1の制約のために、需要に対して一般貨物を運送できる会社、供給量が少ない。

これに加えて昨今はドライバー不足が益々深刻化しています。法律も厳しくなり、トラックの積載率は40%を切っています。そして、ドライバーが一度の運行で運転できる時間も短くなり、長距離の輸送はますます受注しにくい環境です。他所者が偉そうにと言われてしまうかもしれませんが、中長距離のトラック輸送はその慣習、技術を考えると他国に比べて20年は遅れていると言わざるをえません。このような前提条件の中で、私達の傾ける情熱はアイドリング状態のトラックや空きスペースをテクノロジーの力で徹底的に活用していくことです。少なくとも私はそのために生涯の時間をかける覚悟で取り組んでいますし、チームの仲間達も貴重な人生の時間を削ってAwUNに捧げてくれています。この制約条件と情熱の中で日本の中長距離のトラック物流を日本に適した形で最先端まで引き上げることを信じて疑いません。

AwUNでは一緒に働く仲間を募集しています。私達の賭していることに共感してくれた方はご連絡ください。共に明るい未来を作り上げましょう。


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